ノブオの恋愛遍歴【第8話】

ノブオの女性歴(出会い)
 

   

彼女:「今日は、泊っていくんでしょ?」

彼女はほんのりと頬を赤らめながら言った。

ノブオ:「いいの?」

彼女:「うん」

彼女は立ち上がって、後ろのふすまを開けた。

瀟洒なマンションだけど、リビングの隣は和室っていうのは定番なのだろうか?

オレはマンションに住んだことがないのでわからないけど・・・

彼女が開けたふすまの向こう側の部屋には、マットレスと、よくわからない健康器具が一つあった。

マットレス、ですか・・・

オレは心の中で思った。

普通は、ベッドとか買うだろう。。。

本当に、必要な物以外ないな。

健康器具の存在は、よくわからないけど。

その夜、オレは初めて彼女の部屋に泊まった。



夜中の珍事

二人で一緒に寝るのは、これで何回目だろうか?

いつも会うのはホテルだったから気にならなかったが、彼女は夜中、いつもトイレに行くときに「迷子」になる。

泊るホテルの部屋の間取りはバラバラだったから、トイレに行くのにうろうろするのは当たり前だと思っていたが・・・

自分の部屋でも、迷うものだろうか?

ノブオ:「トイレ?」

彼女:「うん」

と言って、彼女は起き上がり、ふすまを開けたのだが・・・

開けたふすまは「ふすま」でも、そこは押し入れ。

開けたところで、部屋はない。

彼女:「あ、間違った。こっち?」

そこも、押し入れだよ・・・

オレが言うまでもなく、彼女は「押し入れのふすま」を閉めて、ようやく正気になったのか、自分の家のトイレに向かった。

オレは彼女の行動が理解できなかったが、やがて、自分もそういった奇怪な行動をするようになるとは、この時は思いもしなかった。

 

つづく

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