緊急処置室【緊急入院2】

緊急入院




受け入れ先の病院が決まると、救急車がサイレンを鳴らしはじめ、走り出した。

救急車を見かけるのはいつものことだけど、中に乗って、自分が移動するのは初めてだった。

走行中の皆さんごめんなさい、などと心の中に思いつつ病院への到着を待つ。

病院に到着すると、救急搬入口からストレッチャーに乗せられ、そのまま緊急処置室へ。



緊急処置室

緊急処置室は手術に使うような大きなライトや、いろいろな医療機器、計器類が並んでいる。

 

到着すると、血圧や熱、心電図をとられ、採血、PCR検査などいろいろ検査された。

そして、尿を取るために尿管にカテーテルを入れるところで、問題発生。

俺は前立腺肥大の傾向があって、なかなかカテーテルが入らないのだ。

それでなくても自分の下半身のモノに異物を入れられるなんてゴメンなのに、

この看護師さん、

「あれ?あれ?」

と言いながら、オレの膀胱の入口をつつきまくるではないか!

「ちょっと、いたい!やめてくれー!」

と、絶叫するオレ。

全身と顔ににさらに汗をかき、早く通してくれることを願う。

しかし、結果は失敗。

カテーテルは尿道から取り外され、あとで自分で尿を取って、尿検査をすることとなったのだが、これが後々までオレのストレスとなったのだ。

このときの気分は少しマシになっていて、全身が吊る状態でも、話ができるようになっていた。

「初めまして、今回担当となった、医師の〇〇です!」

声が聞こえる方向を見ると、そこにはかわいらしい女性が立っていた。

何?女医さん?しかも若い!

さらにキレイかわいい!

ちょっぴり得した気分。

その女医さんが、

「ノブオさん、今、お薬は何を飲んでいますか?」

と、いろいろ質問をしてきたので、丁寧に答えた。

「ありがとうございます」

と言って、女医さんは大きな画面が4つも並んでいるパソコンに向かい、いろいろなデータを打ち込み、分析を始めていた。

いったい、オレはなんの病気なのだろう?

全身の筋肉が吊って、動けなくなるなんて、もしかしてなにか大変な病気なのではないか?

そんなことが脳裏にかすめていた。

つづきます。

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