ノブオの恋愛遍歴【第6話】

ノブオの女性歴(出会い)
 

ノブオ:「待っていてくれたんだ」

彼女:「当然でしょ。迷ってたら困るし」

彼女はガウン姿だった。

乱れたガウンから露になっている肌。なんとういう色気だろう。

こんな人がマンション内で歩いていたら、妻帯者でも声をかけたくなるに違いない。

彼女:「どうぞ」

初めて入る彼女の部屋。

オレはなんともいえない感情を抱き、靴を脱いだ。

彼女:「どうぞ、入って」

オレは彼女に促されるまま、彼女の家の居間に足を踏み入れた。



何もない部屋

彼女の部屋に入って、最初に思ったのは、「何もない」ということだ。

散らかっているから部屋に彼氏を入れないという女性は多いが、何もないから部屋に入れてくれないという女性は初めてだった。

衝撃だった。

まず、20畳近くある広いリビングにあるのは、小さな白いテーブルと、隅に置かれている24型くらいのTVのみ。TV台の上にTVがポツンと置かれていた。

あとは・・・

何もない。

本当に、何もないのだ。

彼女:「驚いた?」

ノブオ:「いや、まぁ、シンプルな暮らしだね」

彼女は何も言わず、居間に足を進めた。

彼女:「このマンションはね・・・」

彼女:「慰謝料としてくれたの。元カレがね」

オレは、この部屋に入る時からそう感じていた。

夜の女性は収入は良いけど、分譲マンションをローンで買える人なんて、なかなかいないのではないか?

しかも、このマンションはローンではなく、一括払いで購入済みだと言うのだ。

まぁ、彼女の元彼とオレを比べたってしょうがない。

オレは何もない、年収300万円程度の自営業者だ。

彼女:「座って」

彼女に促されるまま、オレは小さなテーブルに歩いていって、腰かけた。

「座って」と言われて、テーブルまでこんなにも歩いたのは初めてだ。

まるで別世界に来た感覚。大きな窓の外には、繁華街のビルを眼下に見下ろすぐらいの眺望が広がっていた。

彼女:「何もないんだけどサ、飲む?」

彼女が指さす先には、ビールの段ボールが山積みにされていた。

彼女:「あぁ、それじゃなくて、冷蔵庫に一杯、冷やしてあるから」

オレは立ち上がって、彼女の指さす冷蔵庫の中を見てみた。

ビール、ビール、ビール、ビール、ビール、ビール・・・

あとは、調味料とソースだけ。

彼女は何を食べているのだ?

ノブオ:「酒しかないじゃん」

彼女:「ううん、ちゃんと食料もあるよ」

と言って、冷蔵庫から取り出しものは・・・

つづく

 

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