【保存版】オーストラリアの子育て支援制度まとめ|育児手当・医療・相談先をわかりやすく解説

こんにちは!オーストラリア在住、アラサーママのMiwaです。
「育児手当って誰がもらえるの?」「保育や発達相談はどこに行けばいい?」
そんな不安を感じていませんか?
この記事では、育児中のご家庭に役立つオーストラリアの子育て支援制度を、現地在住ママ目線でわかりやすくまとめました。
- Centrelinkの育児手当(Family Tax Benefit、Paid Parental Leaveなど)
- 保育料補助制度(Child Care Subsidy)
- 州別の育児相談窓口
- 発達支援・障害児サポート(NDIS)
- 就学前教育やプレイグループ情報
これから出産や育児を迎える方にもおすすめの保存版です。
1. Centrelink(センターリンク)による主な育児手当
Family Tax Benefit(家族税給付金)
- Part A:子どもの年齢と世帯収入に基づいて支給される月額手当
- Part B:ひとり親世帯や収入差のある夫婦向けの追加手当
※オンライン申請・更新はMyGovから可能。
👉【2025年版】myGovとCentrelinkの使い方|出産・育児給付金申請のステップバイステップ
Paid Parental Leave(有給育児休業手当)
- 出産後に最大20週間(2025年から26週間)、政府から給付される手当
- 通常は雇用主を通じて支給。フリーランスや契約社員でも条件を満たせば申請可能
Child Care Subsidy(チャイルドケア補助)
- 認可保育施設の費用を最大90%まで補助
- 対象割合は収入・勤務状況・子どもの年齢によって異なる
センターリンクから受け取れる育児給付金や補助金について詳しく書いた記事
👉【2025年最新版】オーストラリアで利用できる子育て給付金と補助制度まとめ|Centrelinkの育児支援を徹底解説
2. 【相談窓口】育児・発達の不安を話せる場所
Child and Family Health Centres(各州に設置)
- 助産師やチャイルドヘルスナースが常駐し、育児・授乳・睡眠など幅広くサポート
- 乳児健診・予防接種・無料相談も対応
例:
- NSW: Karitane, Tresillian
- VIC: Maternal and Child Health Service(MCH Line: 13 22 29)
Raising Children Network(政府公認サイト)
- 発達の目安、動画、障害児支援、NDIS情報も網羅
- https://raisingchildren.net.au/
子育て中の相談先をまとめた記事はこちら
👉オーストラリア子育てに役立つおすすめウェブサイト6選【育児・メンタルヘルス・発達支援】
3. 【コミュニティ支援】子育てを楽しくする交流の場
Playgroup Australia
- 未就園児と保護者の交流の場。週1回〜参加可能。
- 多文化対応、日本語プレイグループもあり
- https://www.playgroupaustralia.org.au/
Toy Library(おもちゃの図書館)
- 月額または年会費で、教育玩具を自宅に借りられる
- 各自治体やコミュニティセンターに設置されている場合あり
4. 子どもの発達が気になるときに使える支援制度
「ことばが遅い」「落ち着きがない」「発音が気になる」など、発達について少しでも不安があるとき、オーストラリアには早期に相談・支援を受けられる制度があります。
NDIS(国家障害者保険制度)|6歳未満ならECEI枠をチェック
NDIS(National Disability Insurance Scheme)は、発達の遅れや障がいのある人を支援する国の制度です。6歳未満の子どもであれば、診断がなくても「ECEI(Early Childhood Early Intervention)」枠から相談可能です。
対象になりやすい特徴:
- 言語の発達がゆっくり
- 発音が不明瞭で聞き取りにくい
- 感覚過敏(音・光・触覚への過剰反応)
- 行動の切り替えが難しい
- 人とのやり取りが苦手
▶ まずは地域のNDISパートナー機関に連絡して、「ECEIの相談がしたい」と伝えてみましょう。
スピーチ・作業療法・心理士などの専門支援を受けたい場合
専門職(スピーチセラピスト・作業療法士・心理士など)のセッションを受けるには、以下のような補助制度が利用できます:
- NDISの支援プランに組み込んで受ける
- GP(かかりつけ医)経由でMedicare CDMプラン(ケアプラン)を作成
→ 最大5回までMedicareから補助が出る仕組みです
👉 実際の流れや申請方法はこちらの記事で詳しく解説しています:ケアプランを活用した体験談記事
どこに相談すればいいの?
- まずはGPで相談 → ケアプランや紹介状の作成が可能
- 6歳未満ならECEI窓口へ連絡 → NDISパートナーが案内してくれます
- すぐに専門家の意見を聞きたい場合 → 私費で言語聴覚士などに直接アクセスする方法もあり
「まだ様子見でいいのか、それとも支援を受けたほうがいいのか分からない…」という時点でも、一度相談することが第一歩です。
制度を知っておくことで、必要なときに迷わず動けるようになります。
5. 学校・教育関連サポート
Kindergarten(3~5歳)
- VICなど一部州では年間15時間まで無料のキンダープログラムあり
- 州政府または地域カウンシル経由で申し込み可能
就学前支援・特別支援クラス
- 州によって心理士の関与や個別学習支援の仕組みあり
- 日本語での支援が必要な場合は、地域の日本人団体に相談を
まとめ
オーストラリアでは、国・州・地域が連携して多様な育児支援制度を提供しています。
「何をどこで相談すればいいのかわからない…」というときは、まずGP(かかりつけ医)やChild Health Nurseに相談するのが第一歩です。
子育て中の不安や困りごとは、一人で抱え込まなくて大丈夫。
この記事が、あなたの育児ライフに少しでも安心とヒントを届けられたら嬉しいです。
子育て関連記事
▶︎ オーストラリアのオンライン医療活用術【子連れでも安心、無理なく相談できる】
▶︎オーストラリアでスピーチセラピーを受けるには?費用・制度・探し方ガイド【NDIS対応】
▶︎【Victoria州版】急な体調不良に使える子育て支援・医療サービス一覧|24時間電話相談・バーチャル診療・救急外来まで
▶︎オーストラリア子育てに役立つおすすめウェブサイト6選【育児・メンタルヘルス・発達支援】