【Victoria州版】子どもの急な体調不良、どこに連絡する?24時間対応サービス一覧とチェックリスト

夜中の発熱、昼間の嘔吐、週末の咳…。
「これって病院に行くべき?」「今すぐ相談できるところはある?」
そんな時のために、Victoria州で利用できる24時間の相談窓口と受診方法をまとめました。
1. まずは電話で症状を相談する
● Maternal & Child Health Line(MCHライン)
育児中のママ・パパの強い味方。授乳・睡眠・発熱などに関する相談を24時間受け付けています。
電話番号:13 22 29
● Nurse-on-call(ナース・オン・コール)
英語での対応になりますが、看護師が健康状態を確認し、受診の必要性などをアドバイスしてくれます(24時間)。
電話番号:1300 60 60 24
● 通訳が必要な場合(TIS)
英語が不安な方は、無料の通訳サービスが使えます。「Japanese」と伝えてください。
電話番号:131 450
2. オンライン診療を利用する
● Virtual Emergency Department(バーチャル救急外来)
熱、咳、嘔吐など軽度の症状がある場合は、オンラインで医師に相談可能です。
利用時間:午前8時〜午後10時(曜日により異なる)
URL:https://www.nh.org.au/virtualed/
3. 医師による対面診察・救急対応
● GP(かかりつけ医)の当日予約
朝のうちに連絡すれば、当日中に予約できることも。Medicare対象のクリニックであれば診察は無料または低額です。
● Urgent Care Clinic(予約不要の診療所)
緊急性はあるけれど救急外来までは不要なときに便利。Medicareカードを持っていれば無料です。
URL:https://www.health.vic.gov.au/urgent-care-clinics
● 夜間の往診医(13SICK)
自宅まで来てくれる医師サービス。午後6時以降から早朝まで対応。子どもが寝ている時間でも安心です。
電話番号:13 74 25
● 緊急時(意識がない・けいれん・呼吸困難など)
命に関わる症状が見られたら、すぐに000(トリプルゼロ)で救急車を要請してください。通訳サービス(TIS)を通じて日本語対応も可能です。
救急車は有料!Ambulance Victoriaまたは保険で備える
Victoria州では、救急車の利用に数百〜数千ドルの費用がかかることもあります。Medicareではカバーされないため、事前の備えが重要です。
選択肢は2つ:
- Ambulance Victoriaに加入する
▶ 年間$50〜100程度で、緊急搬送費用が全額カバーされます。
▶ 加入ページ:https://www.ambulance.vic.gov.au/membership/ - Private Health Insuranceでカバーされるか確認
▶ 保険会社によっては、救急搬送費も補償対象となる場合があります。
▶ 「Ambulance cover included」などの記載をチェックしておきましょう。
赤ちゃんや小さなお子さんのいるご家庭では、万が一のためにどちらかの方法でカバーしておくことを強くおすすめします。
4. 家庭に常備しておきたいもの
- 子ども用の解熱剤(Panadol / Nurofen)
- 体温計
- Medicareカード、またはPrivate保険カード
- (Ambulance Victoria加入情報)
- 通訳サービスの番号(TIS:131 450)
- 地元GPの連絡先
- 開いている薬局の確認方法:「late night pharmacy near me」で検索
まとめ|「何かあったら、すぐ相談できる」体制を知っておこう
子どもの体調は急に変化するもの。
不安なときに「どこに連絡すればいいか」を知っているだけで、判断がぐっとラクになります。
Victoria州には、育児家庭にやさしい医療支援の仕組みが整っています。ぜひブックマークして、いざという時の備えにしてください。