赤ちゃん連れでの飛行機移動。どうにかして少しでも快適に過ごしたい…そう思って調べたのが、「バシネット(赤ちゃん用ベッド)」の存在でした。特にメルボルンから東京まで直行便のあるJAL(日本航空)。
事前にネットで調べ、条件を満たしていれば無料で使えると知り、これは絶対申し込もう!と決意。
…ですが、結論から言うと今回はバシネットを利用できませんでした。
この記事では、「使えなかった立場だからこそ伝えられる注意点」と、バシネットの予約方法・条件・実際に使えなかったときの工夫をお届けします。
バシネットとは?
バシネットは、機内で利用できる赤ちゃん用の簡易ベッドのこと。赤ちゃんを寝かせたり、保護者が手を離して食事をしたりする時間を作るためのものです。
JALでは長距離の国際線(成田〜メルボルン、羽田〜ロサンゼルスなど)で、前方の「バルクヘッド席(壁の前の席)」に限り設置可能です。
JALバシネットの利用条件まとめ
- 対象年齢:生後8日〜2歳未満
- 体重制限:10.5kg以下
- 身長の目安:76cm以下
- 座席条件:バルクヘッド席(前に壁がある最前列席)
- 利用料金:無料(座席指定に制限あり)
ただし、自動的に付与されるサービスではなく、保護者側からの申請が必要です。
予約手順と私の失敗談
私は、赤ちゃんと一緒にJALのメルボルンー成田間の便を予約しました。公式サイトで「バシネット利用には事前リクエストが必要」と知り、すぐに電話で申請。
担当者は丁寧に対応してくれましたが、「すでにバルクヘッド席が埋まっているため、バシネットは確約できない」との回答。それでも「キャンセル待ち」という形でお願いし、しばらく連絡を待つことにしました。
しかし、結局バシネットが確保できたという連絡は来ず。出発当日、チェックインカウンターでも再確認しましたが「満席のためご案内できません」と断られてしまいました。
バシネットが使えなかった理由と対策
失敗の原因は主に以下の3点:
- 予約が遅かった(出発の3ヶ月前)
→ コロナ明け以降、訪日観光客の増加もあり、特にオーストラリア発の日本行きフライトは常にほぼ満席の状態。春休みや夏休みなどの繁忙期に限らず、バシネット席は早い者勝ちの争奪戦になっています。 - バシネット席の数が限られている
→ 機材によっては数席しか設置できず、他の赤ちゃん連れと競合します。 - 同便に赤ちゃん連れが多かった
→ コロナ後の帰国ラッシュやホリデーシーズンなど、タイミングによって競争率が高まります。
対策としてできたこと
- 出発直後に予約を入れる(特にJALはバシネット席が限られる)
- 赤ちゃんの情報(INF)を正確に入力
- 申請後も、状況をこまめに電話やWebで確認
使えなくてもできる!赤ちゃん連れフライトの工夫
バシネットが使えなかったことで一番困ったのは「抱っこし続けなければならない」点でした。ですが、いくつかの準備で乗り切ることができました。
💡 私が持ち込んで助かったアイテム
- 抱っこ紐:寝かしつけ中や移動時に大活躍
- 授乳ケープ:離乳食やミルク中の目隠しに便利
- 薄手のブランケット:寒さ対策やおくるみにも
- おしゃぶり・お気に入りのガラガラ:耳抜きや泣き対策に
また、周囲の乗客やCAさんに事前に一声かけておくと、精神的にもかなり楽でした。「何かあれば声かけてくださいね」と言ってもらえただけでも救われた気持ちでした。
まとめ:早めの行動と事前準備が鍵
項目 | 内容 |
---|---|
対象 | 生後8日〜2歳未満(10.5kg以下) |
利用方法 | 事前に電話やWebからリクエスト |
条件 | バルクヘッド席に限る/先着順 |
注意点 | 必ず使えるわけではない/離着陸時は使用不可 |
今回、私はバシネットを使うことはできませんでしたが、事前に調べていたおかげで大きなトラブルはありませんでした。「使えなかった経験」から得られた学びは、次のフライトにきっと生かせると思っています。
赤ちゃん連れの国際線移動は不安も多いですが、準備と情報があれば、ぐっと安心感が違います。この記事が、これから搭乗を控える方の役に立てば嬉しいです。
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