オーストラリアでの留学先を探していたとき、最初に思い浮かぶのはやはりシドニーやメルボルン。
でも最終的に私が選んだのは、南オーストラリア州の州都「アデレード」でした。
「地味そう?」「田舎すぎない?」と聞かれることもありますが、実際に住んでみて思うのは、
アデレードは“暮らしやすさと将来性”が両立する穴場の都市だということ。
この記事では、私がアデレードを留学先に決めた理由を、実体験を交えてご紹介します。
1. 生活費がシドニーやメルボルンより圧倒的に安い!
オーストラリアの大都市は家賃がとても高く、シドニーやメルボルンでは学生1人暮らしでも週$350〜$500が当たり前。
一方、アデレードでは同じ条件でも週$200〜$300程度で住めることが多く、生活費全体が20〜30%安く抑えられるのが魅力です。私はシェアハウスに住んでいたので、家賃を週$200以下に抑えることができました。
物価もやや控えめで、学生割引も多く、自炊中心の生活なら月$1,200〜$1,500で安定します。
🌱 2. 地方都市ならではの「ポイント加算」で永住ビザに有利
オーストラリア移住を見据えている方にとって重要なのが、「永住権(PR)を取りやすい場所かどうか」。
アデレードを含む**南オーストラリア州は、地方指定都市(Designated Regional Area)**とされており、以下のようなメリットがあります:
- ビザ申請時にポイント加算(最大15点)
- 州政府スポンサー(190/491ビザ)のチャンスが広がる
- 一部職種で優先審査や条件緩和の対象
私はスピーチセラピーの大学院を目指していたので、州スポンサー制度が強い南オーストラリアは安心材料でした。
🏫 3. 教育の質が高く、実習(Placement)もしっかりしている
アデレードにはFlinders University(フリンダース大学)やThe University of Adelaide(アデレード大学)など、評価の高い大学が複数あります。
私が通ったコースでは、
- 専門職への道が明確
- 現場経験が豊富な講師陣
- 実習先の質が高く、丁寧なサポート
など、即戦力になるスキルが身につく実践的な学びができました。
🍃 4. 暮らしやすく、治安も良好。子育てにもやさしい
アデレードは、「住みやすい都市ランキング」で常に上位に入るコンパクトな都市。
交通渋滞が少なく、公共交通もシンプルで移動がしやすいです。
- 公園や緑、ビーチが多く、自然との距離が近い
- 子育て支援制度や施設も充実
- 都会すぎず、田舎すぎずのちょうどいいバランス
治安面でも、夜遅くまで騒がしいエリアは少なく、安心して生活できる環境が整っています。
💬 実際に住んでみての感想
最初は正直、シドニーやブリスベンのような「ザ・オーストラリア」な都市に惹かれていました。
でも、実際にアデレードでの生活が始まってみると、勉強に集中できる環境と経済的な余裕、そして将来につながる制度の多さがあるこの街にして本当によかったと感じています。
まとめ|アデレードは「コスパ重視&将来も見据えたい人」におすすめ
✔ 生活費が抑えられ、落ち着いた環境で勉強したい
✔ ビザの面でも有利な地方指定都市を選びたい
✔ 教育の質や実習の充実度を重視したい
そんな方には、アデレード留学はぴったりです。
「ちょっと地味な都市」なんて思っていた過去の自分に、今ならこう言えます。
「アデレードにして正解だったよ」と。
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