「まだ話さないけど、大丈夫かな…?」
そんなふうに思うこと、ありませんか?
「うちの子、まだあまり話さないけど大丈夫かな?」
そう感じたとき、まず大切なのは焦らず、でも見守るだけにならないことです。
この記事では、言葉がゆっくりなお子さんに向けて、家庭でできる5つのシンプルな関わり方をご紹介します。日常の中で、無理なく取り入れられる工夫ばかりです。
1. 📣 声かけは「シンプル」に、でも「豊かに」
言葉を増やしてあげたいからと、たくさん話しかけたくなりますよね。でも、長くて難しい言葉は伝わりにくいことも。
- 「ワンワン、きたね」「おいしいね」「ママ、りんごたべるよ」など、短くて具体的な言葉で話しかけましょう。
- 子どもの興味に合わせて、「見ているもの」「していること」に言葉を添えるのがポイントです。
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2. 🕊「待つ」ことで、子どもの発信を引き出す
つい先回りして話してしまうこと、ありませんか?
- 子どもが何か言いそうなときは、「待つ」ことが大事です。大人がすぐに言葉を補ってしまうと、子どもが自分で伝えようとするチャンスを逃してしまうことがあります。
言葉が出なくても、指さし・表情・身ぶりなど「伝えようとするサイン」をじっくり見て、数秒でも静かに待つことで、子ども自身の発信を引き出すことができます。 - 言葉が出なくても、指さしや表情など、伝えようとするサインを見逃さずに反応しましょう。
3. 📚 絵本の時間は「対話」に変える
読み聞かせは言葉の宝庫。実は「読む」以外にも活用方法があるんです。
- 「どっちがねこさんかな?」「これはなにかな?」とやりとりの時間を楽しむ。
- 子どもが声を出したり、指さしたらすかさず反応して「それはバナナだね!おいしそう」と言葉を返す。
4. 🧸 おもちゃ遊びは「やりとりのチャンス」
ただ遊ぶだけでなく、ことばのやりとりの練習の場として活用できます。
- 「どうぞ」「ありがとう」「ちょうだい」「もう1回」など、やりとりの中で使える言葉を繰り返し使いましょう。
- ごっこ遊びでは「ワンワンねんねだね」「ジュースどうぞ」など、ナレーションのように語りかけるのも効果的です。
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5. 💬 子どもの言葉を「くり返して+少しだけ足す」
子どもが「わんわん」と言ったら、
「そうだね、わんわんがきたね!」と返してみましょう。
- 子どもの言葉をリピート+ちょっとだけ追加することで、自然に語彙を増やしていくことができます。
- 子どもの発話を正そうとせず、楽しいやりとりの中で育てていくことが大切です。
👶「様子見でいいのかな?」と思ったら…
オーストラリアではスピーチセラピスト(言語聴覚士)が不足しており、数か月〜数年待ちになることもあります。
「気になるけど様子を見ようかな…」と思ったときこそ、早めに相談することがカギです。
早期のサポートが、ことばの発達を大きく後押しします。
📝 まとめ
ポイント | 内容 |
---|---|
声かけは | シンプルに・具体的に |
子どもの反応は | 急がず待つことが大切 |
絵本や遊び | やりとりの機会に変える |
発話への返し方 | 繰り返して、少し足す |
不安な時は | 早めに専門家へ相談を |
言葉の発達はひとりひとり違っていて、正解はひとつではありません。
でも、おうちでできる小さな工夫の積み重ねが、ことばの芽を育てる力になります。
焦らず、でも「今できること」から始めていきましょう🌱
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