こんにちは。オーストラリアで0歳の赤ちゃんを育てているMiwaです。
この記事は、「もしかして私、普通じゃないのかも…」と悩んでいる産後ママに届けたいと思って書いています。
私自身、産後6週目のGP健診で産後うつ(Postnatal Depression)と診断され、メンタルヘルスケアプランを使ってカウンセリングを受けました。
「うつ」と聞くと、多くの人は「泣く」「悲しい」「気分が沈む」といったイメージを持つかもしれません。
でも、私の症状は『怒り』でした。
特にパートナーに対して、「どうして私だけこんなに大変なの?」という怒りと絶望が止まりませんでした。
産後うつのきっかけは「産後6週のGPチェック」
オーストラリアでは、産後6週頃にGP(かかりつけ医)での定期健診があります。
このときにEPDS(エジンバラ産後うつ質問票)という簡単なチェックリストをもとに、メンタルの状態を確認されます。
私は正直に答えました。
- ✔️ 自分が何の役にも立っていない気がする
- ✔️ 物事を楽しめない
- ✔️ パートナーに対してイライラして止まらない
結果、「軽度〜中等度の産後うつ」と判断され、GPから『メンタルヘルスケアプラン』の利用を提案されました。
うつ=「泣くこと」だけじゃなかった。私の場合は「怒り」
私の産後うつは、いわゆる「泣き続ける」「ベッドから起きられない」タイプではありませんでした。
✔️ パートナーの些細な言動に異常にイライラ
✔️ 「赤ちゃんは可愛いけど…助けてよ!」という孤独感
✔️ 怒ってるのに、感情の出口がなくてしんどい
これって、産後のホルモン変化や慢性的な睡眠不足、新しい「母親」という役割への適応ストレスが積み重なった結果だったんだと思います。
実際にカウンセリングを受けてみて変わったこと
オーストラリアの「メンタルヘルスケアプラン(Mental Health Care Plan)」では、最大10回分の心理士によるカウンセリングが補助対象になります(Medicare対象)。
私もこれを使って、産後うつを専門とするメンタルヘルス・ソーシャルワーカーとの対面セッションを受けました。
▶ カウンセリングでやったこと
- 自分の感情のパターンを把握
- 「怒り」の裏にある「疲れ・不安・悲しみ」に気づく
- 「こうしてほしい」と冷静に伝えるスキルを学ぶ
何より、「話を聞いてもらえる」だけで、自分を責める気持ちがスッと楽になりました。
産後は“自分が壊れやすい時期”で当たり前
出産後は、
- ホルモンの急激な変化
- 体のダメージからの回復
- 母親という新しいアイデンティティの形成
- 慣れない育児・昼夜逆転・睡眠不足
…と、心身ともに人生最大レベルの負荷がかかっています。
「そりゃあおかしくもなるよね」と思っていいんです。
強いから頑張るんじゃなくて、“壊れやすいからサポートを受ける”。それが自然です。
「助けて」と言える勇気は、誰よりも強い
私がこの記事で一番伝えたいことは、
💬 使える支援は全部使ってください!
- ✔️ GPに相談する
- ✔️ Child Health Nurseに話してみる
- ✔️ メンタルヘルスケアプランを使う
- ✔️ 母親向けのサポートグループに参加する
どれも、あなたを“もっと母親らしく”するためじゃなく、あなたがあなたでいられるように守る制度です。
まとめ|「自分を保つためのサポート」は遠慮せず受けていい
産後は、がんばり屋な人ほど無理をしてしまいがち。
でも、母親だってひとりの人間。壊れる前に、休んでいいし、頼っていい。
もしあなたが今つらかったり、イライラが止まらなかったり、「こんな自分いやだな」と思ったりしていたら…
それは、あなたが弱いからじゃなく、“すごく頑張ってる証拠”です。
どうか、誰かに助けを求めてください。
私も、そこから少しずつ変われました。
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