「フォニックスを始めたいけど、親の英語が下手だと逆効果?」
「cat の “c” って “クッ”? “スッ”?どっちが正解?」
そんな不安、ありますよね。
結論から言うと…正確な発音に100%自信がなくても、親が音に寄り添う姿勢があれば大丈夫!
ただし、フォニックスには「気をつけたい発音のポイント」がいくつかあります。
この記事では、おうち英語で気をつけたい発音ルールと、おすすめの練習方法をわかりやすく紹介します。
まず大前提:「カタカナ読み」はNG!
フォニックスでは、アルファベットの“音”(音素)を学びます。
ですが、日本語のカタカナ発音で教えてしまうと、英語のブレンディング(音をつなげて読む)に支障が出ることも。
たとえば…
音 | NG例(カタカナ) | OK例(英語の音) |
---|---|---|
/b/ | バッ | 短く「ブッ」または「b」だけ |
/t/ | タッ | 「トゥッ」より「t」の息音 |
/s/ | サッ | 「スッ」と軽く息を出す |
おうち英語で気をつけたい!発音ルール5つ
① 子音の後ろに母音を足さない
- ❌ 「ブー、クー、ドー」
- ✅ 「b, k, d」は口の動きと息だけで終わるのが自然!
👉 カタカナでは「ブッ」「クッ」と表記されることがありますが、実際の音は**“瞬間的な空気の動き”**です。
② 母音の発音は日本語とちがう!
英語の音 | 日本語にない音 |
---|---|
/a/ as in cat | 「ア」より広く開く「あ」 |
/e/ as in pen | 「エ」と「イ」の中間 |
/i/ as in sit | 日本語の「イ」より短く鋭い |
🎧 ネイティブ音声をマネするときは、口の形をまねするのが効果的!
③ 発音は「文字の名前」ではなく「音」で教える
例:
- A → 「エイ」じゃなく「アッ」
- C → 「スィー」じゃなく「クッ」または「スッ」(語による)
👉 アルファベットの**“名前”ではなく、“音”を学ぶのがフォニックスの基本**です。
④ 音の出し方に迷ったら動画や音声で確認!
📱 たとえば:
- BBC Alphablocks(アニメで発音と単語が学べる)
- Jolly Phonics公式チャンネル(42音の発音+アクション)
- Starfall, Twinklの発音ガイドもおすすめ
📌 保護者が正しくなくても「一緒に動画を見る」だけで子どもは吸収します!
⑤ 一緒に声に出して「まねる・楽しむ」が一番の近道
正確な発音も大切ですが、一番大事なのは「音に耳をすませる習慣」。
親子で一緒に声に出して読むことで、子どもは自然と「音と文字」のルールをつかんでいきます。
発音チェックに便利な無料ツール
ツール | 特徴 |
---|---|
🔤 Starfall.com | フォニックス音+単語の読みを音声で確認可能 |
📱 Jolly Phonics アプリ | 42音の正しい音+アクション解説付き |
🎧 Googleで「[letter name] phonics sound」検索 | YouTubeで音確認も可能 |
✨ まとめ|完璧じゃなくていい、でも「音を意識する」ことが大事!
おうちでフォニックスを教えるとき、発音の不安はあって当然。
でも、以下を意識すれば大丈夫です:
✅ カタカナ読みを避ける
✅ 子どもと一緒に音を楽しむ
✅ 不安な音は動画やアプリで確認
✅ 自信がなくても「伝えよう」とする姿勢が子どもに届く
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