こんにちは、オーストラリア在住のMiwaです!
産休・育休中は、どうしても「お金の不安」がつきものですよね。
特に物価が高騰しているオーストラリアでは、出産後の生活費や保育料の負担が心配…という方も多いのではないでしょうか?
また、
- 「保育園ってどうやって選ぶの?」
- 「育児給付金ってどこから支給されるの?」
- 「Centrelinkって使い方がわかりづらい…」
といった疑問を感じたことがある方も多いはず。
本記事では、現地で子育て中の筆者の実体験をもとに、以下のようなオーストラリアの育児支援制度をわかりやすく解説します:
- Child Care Subsidy(保育料補助)
- Parental Leave Pay(有給育児休業手当)
- Family Tax Benefit(家族手当)
また、申請に役立つCentrelinkの使い方や書類準備のコツもご紹介しています。
1. オーストラリアの保育制度(Child Care Subsidy)
Child Care Subsidy(CCS)とは?
Child Care Subsidy(CCS)は、オーストラリア政府が提供する保育料の補助制度で、認可保育施設の利用料金が最大90%補助されます。1日あたり約AU$130〜AU$180ほどと保育料が高額のため、この補助金は大変助かります!
主なポイント:
- 世帯収入に応じて補助率が変動(低所得層ほど高補助)
- 保護者の就労・学業・求職状況によって週あたりの補助時間が決定
- 申請はmyGov → Centrelink経由でオンライン申請可
保育施設の種類と特徴
保育形態 | 特徴 |
---|---|
Long Day Care | 一般的な保育園。7:00〜18:00など長時間対応 |
Family Day Care | 保育者の自宅で少人数保育(家庭的な雰囲気) |
Occasional Care | 週1〜2回など柔軟な一時預かりに対応 |
Child Care Subsidy(CCS)適用後の実質負担
CCSにより、世帯収入や就労状況に応じて保育料が最大90%補助されます。
たとえば:
- 年収$180,000以上 → 補助率は低くなり、1日$100前後の負担も
- 共働き・年収$80,000未満の家庭 → 実質1日$20〜$40程度
2. 育児休暇制度(Parental Leave)
Parental Leave Pay(PLP)とは?
出産後に一定期間、政府から育児休業手当が支給される制度です。2025年から最大22週間の支給が可能となっています。
主な特徴:
- 国の最低賃金ベースでの支給(2025年:週$882.75相当)
- 母親だけでなく、父親やパートナーも取得可能
- 申請は出産予定日の3ヶ月前からmyGov経由で手続き可能
実体験メモ:
わが家では、パートナーがこの制度を利用して育休を取得。金銭的にも精神的にも大きな支えになりました!
3. Family Tax Benefit(ファミリータックスベネフィット)
Part A / Part B の違い
種類 | 対象と内容 |
---|---|
Part A | 一般家庭向け。子どもの年齢・人数・収入で変動 |
Part B | 片親・1人が低所得の家庭向けの追加補助 |
- 支給方法:2週間ごとの振込 または 年間一括払いが選択可能
- 申請方法:myGov → Centrelinkで申請(子どもの登録が必要)
Rent Assistance(家賃補助)
- FTB受給者で、賃貸物件に住んでいる場合に追加支給
- 家賃額や世帯構成により金額が決定
4. その他の子育て支援制度
Child Dental Benefits Schedule(CDBS)
- 2〜17歳対象
- 最大$1,052までの歯科治療費を2年間で補助
- 利用にはMedicare登録が必要
予防接種と医療費の払い戻し(Medicare Rebate)
オーストラリアでは、定期予防接種は基本的に無料で提供されています。乳幼児のワクチンも、スケジュールに沿って無償で受けることができます。
ただし、スピーチセラピーや理学療法、心理カウンセリングなどのAllied Health(アライドヘルス)サービスは、一部自己負担が発生することがあります。
そんなときは、Medicare Rebate(医療費の払い戻し制度)を活用すれば、後日一部または全額が返金される場合があります。
👉 詳しくは関連記事へ:
【2025年最新版】Medicare Rebateの使い方ガイド
返金対象や申請方法はサービス内容や医療機関によって異なるため、事前にMedicare対応かどうかを確認しておくと安心です。
5. 申請のコツと私の体験談
私自身、以下すべての制度を利用してきました:
- Child Care Subsidy(保育料補助)
- Parental Leave Pay(育休手当)
- Family Tax Benefit(現金給付)
その中でわかった申請のコツはこちら👇
スムーズに申請するポイント
Centrelinkアプリを使えば、進捗確認や書類提出が簡単!
myGovとCentrelinkのアカウントを事前にリンク
出生証明書・ビザ情報・収入証明などの書類を早めに準備
申請時に気をつけたいポイント:
- myGovとCentrelinkを事前にリンクしておく
- 必要書類(出生証明、ビザ情報、所得証明など)を事前に準備
- Centrelinkアプリを使えば手続きや進捗確認が簡単!
詳細はこちら👉
【2025年版】myGovとCentrelinkの使い方|出産・育児給付金申請のステップバイステップ
6. まとめ|支援制度を上手に使って、安心の子育てを
オーストラリアには、育児中の家庭を支える手厚い給付金・補助制度がそろっています。
申請の手間は多少かかりますが、上手に活用すれば月数万円単位の支援を受けることも可能です。
「自分は対象になるのか分からない…」という方も、まずはmyGovから情報を確認してみましょう。
この記事が、あなたの子育ての一助になればうれしいです。