スピーチセラピストとして海外で働くには?資格の活かし方と就職ステップ【2025年版】

✏️大学院留学

こんにちは、オーストラリアで言語聴覚士(Speech Pathologist)として働くMiwaです。
この記事では、スピーチセラピストとして海外で働きたい方に向けて、資格の活かし方・必要な準備・就職ステップを詳しく解説します。


✅ この記事はこんな方におすすめ

  • 言語聴覚士として国際的に活躍したい
  • 日本の資格を海外でどう活かせるのか知りたい
  • オーストラリアや他国で働くための流れが知りたい

1. スピーチセラピストは海外でも需要あり!

言語・発音・嚥下・発達・コミュニケーション支援などを専門とするスピーチセラピスト(Speech Pathologist)は、オーストラリアやカナダ、イギリスなど英語圏を中心にニーズの高い専門職です。特にNDIS(障害者支援制度)や教育現場、病院・高齢者施設など、活躍の場は多岐に渡ります。


2. 日本の言語聴覚士資格は海外で通用する?

結論から言うと、日本の資格だけではそのまま海外で就職することはできません
多くの国で、現地の認定団体からの資格認定(registration)や大学院での再教育が必要です。

🌏 代表的な国と条件の一例

認定団体主な条件
オーストラリアSpeech Pathology Australia(SPA)SPA認定の修士号+臨床実習+英語スコア(IELTSなど)
カナダSAC(Speech-Language & Audiology Canada)資格の再認定審査+言語要件
イギリスHCPC(Health & Care Professions Council)学位と職歴の審査+英語能力証明

3. オーストラリアで働くためのステップ(実体験ベース)

私は2022年にオーストラリアへ渡航し、大学院を経て言語聴覚士になりました。以下はその実体験を踏まえた就職までのロードマップです。

✅ STEP1:英語力を証明する

  • IELTS Academic:各バンド7.0以上が基準(TOEFLでも代替可)

✅ STEP2:大学院で学び直す

  • SPA認定の大学院(例:University of Sydney, Flinders University)で修士号取得
  • 臨床実習はカリキュラム内で完結。現地の支援技術が学べる貴重な機会

✅ STEP3:卒業後にSPAへ申請・登録

  • オンライン申請+卒業証明+英語スコアの提出

✅ STEP4:就職活動スタート

  • 求人サイト(Seek, Indeed)や現地の人材エージェントを活用
  • 新卒プログラムやNDISプロバイダーが多くの枠を持つ

4. 日本の経験・スキルはどう活かせる?

日本の病院勤務や教育現場での経験は、「異文化・多言語支援に強い」という点で評価されます。

  • バイリンガル(日本語+英語)の支援ニーズがある
  • 自閉症や吃音、発音支援の経験が重宝される
  • 日本の文化を理解できるセラピストは貴重な存在

5. 現地就職後の働き方

🧷 雇用形態の選択肢

  • 正社員(Permanent Full-time)
  • 契約社員(Contract)
  • 自営業(ABN登録)で活動

💡 柔軟な働き方も可能

  • 訪問セッションやテレヘルス(オンライン支援)も普及
  • 子育て中でも在宅勤務や時短勤務を選べる職場多数

6. 海外就職を目指す人へのアドバイス

  • まずは英語対策から:IELTSのスコアは時間がかかることも。早めにスタート。
  • 現地大学院の情報収集を:奨学金・留学生支援もチェック。
  • 経験をアピール:日本での症例経験や多職種連携スキルは武器になります。

まとめ:国境を越えて、ことばの支援を

スピーチセラピストとして海外で働くには努力が必要ですが、多文化社会での支援のやりがい語学力の向上、そして柔軟な働き方が得られます。
資格や経験をどう活かすか、キャリアの選択肢として「海外就職」を視野に入れてみてはいかがでしょうか?

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