こんにちは、Miwaです。
私は日本の大学を卒業後、オーストラリアの大学院で**スピーチセラピスト(Speech Pathologist)**の資格を取得し、現在は育休中ながら現地で働いています。
この記事では、以下について体験談と具体的な情報を交えてご紹介します:
- スピーチセラピストってどんな仕事?
- 日本・オーストラリアの違い
- 留学のステップとおすすめ大学
- 大学からSTキャリアを目指す方法
- 卒業後の働き方&永住ビザの道
スピーチセラピスト(Speech Pathologist)とは?
言語・発音・嚥下・発達などに課題がある子どもや大人に対して、評価・介入・サポートを行う専門職です。
活躍の場は広く、以下のような場所があります:
- 小学校・特別支援学校
- リハビリテーション病院
- 高齢者施設
- コミュニティでの支援サービス(NDIS)など
大学からSTキャリアを目指すには?(高校生・大学生向け)
もしあなたが高校卒業後や大学在学中で、将来的にSTを目指したい場合、オーストラリアでは以下の2つのルートがあります。
① 学士号から始める:Bachelor → Master
- Bachelor of Health Sciences / Psychology / Linguisticsなどを先に取得
- その後、Master of Speech Pathologyに進学してST資格取得
このルートは王道で、日本で学部を卒業した方が留学する場合もよくあるパターンです。
② ST学部コースに入学:Bachelor of Speech Pathology
高校卒業後すぐに「スピーチパソロジー学士課程」に入学すれば、4年間で直接ST資格を取得できます。
(例:Griffith University、James Cook University などが提供)
💡 ただし、海外から直接入学する場合は高い英語力と高校の成績が必要になります。
出願に必要な準備(大学・大学院共通)
- IELTS Academic:総合7.0以上(各セクション6.5〜7.0)
- 成績証明書・卒業証明書(英訳)
- 志望動機書(Personal Statement)
- CV(英語の履歴書)
- 推薦状(大学院志望の場合)
実習の多い医療系分野なので、スピーキング力が重視されるのが特徴です。
おすすめの大学リスト(2025年版)
大学名 | 特徴 |
---|---|
The University of Queensland | 実績豊富&研究レベル高い |
Flinders University | 臨床実習が手厚い(筆者の母校) |
La Trobe University | 医療系に強い総合大学 |
University of Sydney | 海外からの留学生多め |
すべてSpeech Pathology Australia(SPA)認定のプログラムです。
資格取得後の働き方・永住ビザ
大学・大学院を修了後:
- Speech Pathology Australiaに登録(SPA Membership)
- 就職(学校、病院、福祉サービス)
- 485ビザ(Post Study Work Visa)申請
- 就労経験・英語力・年齢などでポイントを満たし、永住ビザ(PR)申請
実際に私も卒業後すぐに永住権を取得できました。
留学中の生活や学び
- 実習先では、子ども・高齢者・障がい児など様々なケースを経験
- 多国籍のクラスメイトとのディスカッションも日常茶飯事
- 日々のレポート・録音提出・臨床準備で忙しいが、学びは濃厚!
アルバイトも可能(週24時間以内)なので、生活費の一部をまかなえます。
まとめ|ST留学に向いているのはこんな人
- 子どもや人の役に立つ仕事がしたい
- 医療×教育×福祉に興味がある
- 英語力を活かして働きたい
- 専門職で将来の安定や永住も目指したい
STは国家資格・専門性・安定したキャリアを同時に叶えられる職業です。
もし少しでも興味があるなら、一歩踏み出してみてください!
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