こんにちは、Miwaです。赤ちゃんの発達をサポートする大切な時間、「タミータイム(Tummy Time)」をご存じですか?
首すわりや寝返り、はいはいといった体の動きだけでなく、言葉の発達やコミュニケーション力にも関係してくるタミータイム。
この記事では、スピーチセラピストの視点から、タミータイムの効果・やり方・コツをわかりやすく解説します。
タミータイムとは?赤ちゃんにとってなぜ大事?
タミータイムとは、赤ちゃんが起きているときに行ううつぶせ姿勢の遊びのこと。
特に新生児〜生後6ヶ月ごろまでの赤ちゃんにとって、非常に重要な運動のひとつとされています。
タミータイムの主な効果:
- 首・肩・背中など、姿勢を支える筋肉を育てる
- 絶壁など、頭の形の偏りを予防する
- 寝返りやはいはい、座る力などの運動発達をサポート
- 注意力や視線の動きなど、脳の発達を刺激する
- 後々の言葉・コミュニケーションの発達の土台になる
いつから始める?タミータイムは生まれたその日からOK
「うつぶせって新生児でも大丈夫なの?」と不安になる方も多いですが、タミータイムは生まれたその日から始めてOKです!
ただし、床に寝かせる必要はありません。最初は次のような形で始めると安心です。
新生児のうちはこんな方法で:
- 赤ちゃんをパパやママの胸の上にうつぶせで乗せてあげる(カンガルーケア)
- 抱っこ紐を使って縦抱きする(これも首・体幹の発達に役立つ)
- 授乳後、リラックスした状態で膝の上にうつぶせにしてみる
肌と肌のふれあいを通じて、赤ちゃんは安心しながら自然に筋肉を使ってくれます。
タミータイムのやり方とコツ|無理なく楽しく続けるために
タミータイムは「1日数回・短時間から」でOK。
最初は1~2分から、赤ちゃんの様子を見ながら少しずつ時間を伸ばしていきましょう。
おすすめのタミータイムポジション:
- プレイマットの上でうつぶせ → 顔の近くにおもちゃや鏡を置く
- パパやママが目線の高さに来るようにしゃがむ
- うつぶせが苦手な子は、胸の下に丸めたタオルを入れてサポートするのも◎
泣いてしまうときは…
赤ちゃんが泣くのはよくあること!無理せず、**「1秒できたら大成功」**と考えましょう。
- 授乳後やおむつ替え後など、機嫌のよいタイミングで
- 歌を歌ったり声をかけながら行う
- 一緒に寝転んで「おそろいだね~」とリラックスして関わる
タミータイムは“ことばの発達”にもつながる!
スピーチセラピストの視点から見ても、タミータイムは言葉の発達にとっても非常に重要です。
タミータイムが言葉を育てる理由:
- 頭や体をコントロールする力が育ち、探索・好奇心が広がる
- 声や表情に対して、大人が応答しやすい姿勢になる
- 周囲への気づきや反応が増えて、やりとりの経験が豊かになる
- 手・目・耳・口などの連携(感覚統合)が促される
- 食べる力(嚥下・咀嚼)の基礎も育つ
つまり、体の発達=ことばの土台づくりということなんです。
まとめ|タミータイムは親子で楽しむのがいちばん
うまくいかない日があっても大丈夫。赤ちゃんもママ・パパも、毎日コンディションが違って当たり前です。
タミータイムは、「がんばって練習しなきゃ!」ではなく、毎日のふれあいの一つとして気楽に取り入れてみてください。
赤ちゃんの視線の先にパパやママの笑顔があること、それがいちばん大切なモチベーションです。
📚参考リンク:
- タミータイムのやり方(Raising Children Australia)
- Tummy Time’s Role in Feeding & Speech Development – Integrated Children’s Therapy
- Head Control in Infants – The Royal Children’s Hospital Melbourne (PDF)
コメント