スピーチセラピストに相談するタイミングはいつ?【早期相談がカギ】

ことばの発達

「まだ様子を見ていても大丈夫?」「話すのが遅い気がするけど…」
そんなとき、“専門家に相談するタイミング”に迷う保護者は少なくありません。

実は、スピーチセラピスト(言語聴覚士)への相談は、「ことばに困ってから」より「ちょっと気になるな」と思った時点でOK
ここでは、相談の目安となるサインや、早期介入のメリットについてわかりやすく解説します。


こんなサインがあれば、相談してOK!

1. 発語の遅れが見られる

  • 1歳半〜2歳で単語がほとんど出ていない
  • 3歳で二語文(例:「ママきた」「わんわんいる」)が出ない
  • 周りの子と比べて、言葉の理解や表現に差を感じる

2. 指示が通りにくい

  • 名前を呼んでも振り向かないことが多い
  • 「靴はいて」「おもちゃ取って」などの指示が伝わりにくい

3. 発音が不明瞭・聞き取りづらい

  • 4歳を過ぎても話している内容がわかりにくい
  • サ行・カ行・ラ行などの音が安定しない

4. コミュニケーションのやりとりに不自然さがある

  • アイコンタクトやジェスチャーが少ない
  • 会話が一方通行、質問に答えるのが難しい

5. 就学前後で読み書きに困難さがある

  • 文字の読み書きに興味を示さない
  • 音と文字の対応がうまくできない
  • 簡単な言葉の意味理解が難しい

🔍 相談するメリット|「ちょっと早め」がちょうどいい

スピーチセラピストへの相談は、「困ってから」ではなく「気になったらすぐ」でOK!

  • 早期相談により、発達の遅れや特性を早く理解できる
  • 必要であれば、早めに支援(療育・AAC導入など)につなげられる
  • 保護者が「家庭でできること」を具体的に学べる
  • 発語が遅れていても、ことばの理解や非言語コミュニケーションを育てる支援が受けられる

特にオーストラリアではスピーチセラピストが不足しており、数か月〜数年待ちになることもあるため、気になることがあれば早めに相談するのが大切です。


💬 よくある質問

Q. 発達相談は医師の紹介が必要?

A. オーストラリアでは自己紹介(self-referral)でもSTにアクセス可能です。
医師の紹介があればMedicareでのカバーやNDISにつながるケースもあります。

Q. 相談=すぐ療育が始まるの?

A. いいえ。まずは評価とアドバイスだけ受けることも可能です。必要に応じて支援を検討するステップになります。


👩‍⚕️ まとめ|ことばの不安は、専門家と一緒に解決しよう

「このままで大丈夫かな?」と悩むより、早めの相談が安心への第一歩です。

スピーチセラピストは、ことばの困りごとを一緒に整理し、その子に合った方法でサポートする専門職です。
迷ったら、まずは一度相談してみてくださいね。

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